こんにちは、レベッカ(@revy_ca )です!
毎年5月に、メトロポリタン美術館で行われるファッションイベント“メットガラ”。
『プラダを着た悪魔』でメリル・ストリープが演じた編集長のモデルでおなじみ、US版VOGUEのアナ・ウィンターが主催するイベントです。
こちらはメットガラ2017年での私の一番のお気に入り、ゼンデイヤちゃん!このときのテーマは『コム・デ・ギャルソン』。
もともとメットガラはメトロポリタン美術館のファッション部門が資金集めを行うためのチャリティーイベントでした。
各界のセレブが、毎年設定されるテーマに合わせた豪華で個性的な衣装で大集結することから規模も拡大し、世界の注目を集める圧倒的なファッションイベントになったのです。
2018年も最高オブ最高だったので、とくにお気に入りのセレブたちのファッションまとめつつ、ついでにオススメのファッションドキュメンタリー映画を紹介しちゃいますFOO!
- メットガラ2018年のテーマは?
- メットガラ2018年のお気に入りセレブファッション
- おすすめのファッションドキュメンタリー映画
- おまけ
メットガラ2018年のテーマは?
2018年のテーマは『Heavenly Bodies:ファッションとカトリックの想像力(Fashion and the Catholic Imagination)』。
ざっくり、キリスト教のカトリックな雰囲気のファッションがテーマってことです。
西洋も東洋も、芸術作品と宗教は切っても切り離せない関係なので、美術館がおくる“ファッションイベント”のテーマとして非常に親和性がありますね。
わたしはもともとファッションは芸術よりの文化としてとらえる派なので、こういったアートイベントや展示がもっともっと増えればいいな~と思っています。
メットガラのキュレーター、アンドリュー・ボルトン(左)と、主催のUS版VOGUE編集長アナ・ウィンター(右)。このふたりあってのメットガラ!
メットガラが開催されるメトロポリタン美術館のファッション部門キュレーターであるアンドリュー・ボルトンさんもそう思っているようで、各国の文化や宗教を積極的に企画展に採用しています。
ドキュメンタリー映画にもなった2015年のメットガラのテーマは『鏡の中の中国』。
まさに歴史と文化を切り口に、中国の歴史的な文化とファッションの融合が楽しめるイベントでした。
2015年のメットガラで世界中の注目をかっさらったリアーナ。超キマってます。
メットガラ2018年のお気に入りセレブファッション
さて、ようやく本題!
2018年メットガラの本命ファッションまとめ、サクッといっちゃいます!
各俳優陣のオススメ映画とかも、ちょこっと載せときますのでご査収ください👍
ブレイク・ライヴリー
いや~美しいですね。
2018年のメットガラの中で1、2を争うほどお気に入りのファッションです。
この頭につけている髪飾り、キリスト教をモチーフにした絵画にもよく出てくる「後光」なんですが、よ~くみるとわれわれ日本人庶民にも馴染み深い素材でできています。
それがこちら↓↓
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まさかの「結束バンド」。
じつはこれ、ブレイク・ライヴリーだけでなく、ほかのセレブたちもこぞって結束バンドで「後光」を作りまくってます。
すげ~っすわ、ほんとナイスアイディア。
結束バンドなら材質的に重たくならないから髪型も崩れにくいし、最初に考えた人天才。
ブレイク・ライヴリー(アフターパーティー)
こちらはアフターパーティーのカジュアルドレスに身を包んだブレイク・ライヴリー。
これもめっちゃステキですね!
ライヴリーの出世作『ゴシップガール』を彷彿とさせるデザインに、ファンからも大好評だった模様。
ブレイク・ライヴリーのオススメ映画
クラシックから現代的なファッションまで、あらゆる美しいライヴリーを堪能できるラブストーリー。SF設定をファンタジックにいかした名作です。わたしゃガン泣きしました。
ゼンデイヤ
身長180cmの超絶スタイルの持ち主、ゼンデイヤが2018年のメットガラに選んだのは「ジャンヌ・ダルク」。
“#MeToo”や“TIME’S UP”といった社会的な運動が盛んな昨今、アフリカンアメリカンとして、女性として、フラットな社会をめざして様々な役に挑戦するゼンデイヤのイメージぴったりですね!
ブレイク・ライヴリーに並んで、2018年のメットガラで1、2を争うぐらいのお気に入りファッションです。
ゼンデイヤ(アフターパーティー)
はい、ウルトラかわいい。
髪の毛はジャンヌのまま、ドレスをカジュアルに可愛らしくキメてますね。
ゼンデイヤちゃんはまだ21歳なので、こういうキュートよりのドレスをこれからもどんどこ着て欲しい所存。
ゼンデイヤのオススメ映画
かれこれ2ヵ月以上のロングランヒットを記録している名作ミュージカル。ゼンデイヤちゃんとザック・エフロンの『Rewrite the stars』は必聴!
リアーナ
天使や悪魔、聖母といったモチーフが人気の中、クイーン・オブ・メットガラと名高いリアーナは、「法王」イメージの豪華ドレスをチョイス。
流石です。
これを着こなせるのはリアーナぐらいしかいないのでは……?
リアーナのオススメ映画
カメオ出演を除けばこれが映画初出演作のはず。愛すべきトンデモSFアクション映画。『ヴァレリアン』の華やかなバブル役もステキだけど、こちらの硬派な軍人リアーナもオススメ!
ロージー・ハンティントン=ホワイトリー
超王道の聖母でキメてきたロージー・ハンティントン=ホワイトリー。
さすが本職がモデルとあって、シンプルなデザインのドレスとヘッドドレスにも関わらず、めちゃくちゃ存在感あります。
ロージー・ハンティントン=ホワイトリーのオススメ映画
囚われの妻たちのまとめ役、スプレンディドを演じています。強気で気高い雰囲気がロージーにぴったり!
リリー・コリンズ
先ほどのホワイトリーと同様、「聖母」がモチーフですが、こちらはちょっとダークな「悲しみの聖母」なんだとか。
ちょっと小悪魔っぽい可愛らしさを感じるのは、リリー・コリンズ本人の魅力がにじみ出ているからかな~。
リリー・コリンズのオススメ映画
ちょい役ではありますが、リリー・コリンズの映画デビュー作。孤児だった青年が人生を手に入れるまでを描いている名作です。実話が基になってるよ!
カーラ・デルヴィーニュ
これ最初モチーフがなにかわからなくて調べたら、「告解部屋」ということが判明。
すげーチョイスだ!あまりにもおちゃめなカーラらしい……笑
ヘッドドレスから垂れている飾りが、神父と信徒を隔てる告解室の格子なんでしょうね。
カーラ・デルヴィーニュのオススメ映画
まだレンタルも販売予約も開始してなかったので、以前書いたレビュー記事をば。鮮やかな宇宙世界とカーラの相性バッチリです!
プリヤンカー・チョープラー
インド出身の女優プリヤンカー・チョープラーも、おそらく聖母モチーフかな?
アイメイクと後ろ姿も美しい……!
プリヤンカー・チョープラーのオススメ映画
インド出身ですが、活躍の場はハリウッド!ベイウォッチではメインヒロインを演じています。愛しいほどにバカ映画なので、疲れた時にオススメ!
ジャレッド・レト
おそろしいほどにキリストでは……?
デップーちゃんがかの有名な「コルコバードのキリスト像」を世界一巨大なジャレッド・レトの像とかなんとか茶化してたけど……これはシャレにならないレベルでクリソツ。
ジャレッド・レトのオススメ映画
ジャレッドはこの映画でトランスジェンダーのレイヨン役を演じ、アカデミー賞助演男優賞を受賞。私もレイヨンがとても好きです。
チャドウィック・ボーズマン
2018年メットガラのお気に入りファッションの〆はこの方、ブラックパンサーでおなじみチャドウィック・ボーズマン。
男性陣の中では群を抜いて注目を集めていました。
ケープを脱いだジャケットの袖も荘厳な刺繍がびっしり。
陛下、マジ陛下すぎます……尊い……尊いよ……( ;∀;)
チャドウィック・ボーズマン(アフターパーティー)
アフターパーティーの衣装もサイッコーにキマってます。
メットガラ2018総合大賞を差し上げたい。
こんなにキメてくれたらデザイナーさんも嬉しかろうよ……!
チャドウィック・ボーズマンのオススメ映画
あまりの完成度・おもしろさに、あらゆる人々にオススメしまくりました。社会的な問題をテーマにしながらも、ここまで魅力的なアクション映画にしあげた監督の手腕に脱帽!
ちなみにここで取り上げたメットガラのセレブファッションはごく一部。
もっと見たいよ!って方はこちらの記事をぜひ↓↓
今年はカトリックがテーマ! METガラのすべて。(MET GALA) | ファッション最新情報 | VOGUE JAPAN
おすすめのファッションドキュメンタリー映画
ファッションはその芸術性の高さから、ステキなドキュメンタリー映画が数多く存在します。
その中でもメットガラに縁あるものを中心に、個人的にオススメの作品をサラッとご紹介!
メットガラ ドレスをまとった美術館
2015年のメットガラ『鏡の中の中国』が開催されるまでを追ったドキュメンタリー。
アートは非常に自由な表現手法のひとつかと思うのですが、『中国』といういち国家の歴史をテーマがとなったことで「歴史に起因する政治と芸術の衝突・ジレンマ」の問題が発生したり……。
アートだけでなく、政治・社会の在り方なんかも色々考えさせられます。
ファッションという芸術を魅せる一夜のイベントに心血を注ぐデザイナーやキュレーター、仕上がった美しい舞台、衣装……あらゆるものに目を奪われる名作です。
今回のメットガラを見て心躍った方はぜひに!
ファッションが教えてくれること
メットガラの主催であり、US版VOGUEの編集長としてファッション界に圧倒的な影響力をもつアナ・ウィンターのドキュメンタリー作品です。
まさに『プラダを着た悪魔』の鬼編集長ばりのスゴ腕をふるいまくるアナ・ウィンターは必見。
アナ・ウィンターが言った「私の仕事は決断すること」という言葉に非常に心を打たれました。
組織の上に立つ人って、なによりも決断の才能があるんですよね。
スティーブ・ジョブズも毎日の決断力を鈍らせないために、日常生活では極力、選択する機会を減らしていたそうです。
あの黒いタートルネックにジーンズというお決まりのファッションも、仕事のための決断力を残すための手法とか。ヒエ~。
美しいファッションコンテンツもたっぷり入っているので、ファッションが好きな方にはぜひともご覧いただきたい一作です。
ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男
広告は一切うたず、自らの資金だけで活動する独立系デザイナー、ドリス・ヴァン・ノッテンの密着ドキュメンタリー。
なんとドリスは25年もの間、一度も休ことなく年4回のレディース&メンズファッションのコレクションを発表しています。
春夏と秋冬でそれぞれコレクションをまとめてファッションショーを行うのですが、季節ごとのコレクションのデザインと同時進行でショーの演出も行うという超絶ハードスケジュール。
洋服のだけでなく、ファッションショー自体をひとつの芸術作品として仕上げることで評判のドリス・ヴァン・ノッテン。
その手腕を、この映画ではたっぷり堪能できます。
なにかに「こだわること」って実はかなり狂気をはらんでいるんですよね……。
ドリス自体は穏やかで非常にステキな方なのですが、その仕事に対する尽きないこだわりを知れば知るほど、ヤベェぞこの人……ってなってくんですわ。
わたし自身、美術大学出身なので作ること・こだわることに一切のためらいを抱かない人々の狂気をよくよく知っていますが、ドリスのこだわりヤバ度はかなり振り切ってますね!(^o^)b
とは言え、自らが作りだすものへの姿勢はモノづくりをしている人にはぜひ一度ご覧いただきたい。
きっと得るものがあると思います。
おまけ
メットガラにインスパイアされた創作イラストがかなりステキだったので、おまけにちょろっとご紹介\(^o^)/
heavenly bodies 💫 pic.twitter.com/6xnlZgpE91
— Pauline 💘 (@Punziella) 2018年5月10日
メットガラみヘラ神兄弟 pic.twitter.com/dz8CywT1gT
— もり (@__ico) 2018年5月12日
惚れ惚れしますね~!
創作が創作をよぶ、なんて素晴らしい連鎖。
ではまた!ヾ(゚ε(゚)アデュー