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ヴァレリアンの感想とリュック・ベッソン監督が大好きなのでほかの作品も一緒にオススメしたい

こんにちは、レベッカ(@revy_ca f:id:revyca:20180520165253p:plain)です!

3月30日(金)に公開されたリュック・ベッソン監督最新作『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』。

さっそく見にいってきたので、映画の感想を口実に、大好きな監督の他作品も一緒にオススメしちゃいます。

ヴァレリアン予告編

🎬 映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』予告編 │ キノフィルムズ

欧米では2017年の夏に公開。日本では半年遅れでようやくの公開です。

小学生ころから大好きな監督なので、それはもう、首をなが〜くして待っておりました。

リュック・ベッソンの監督作としては、3年ぶりの新作です!

・フルCGが苦手
・宇宙や惑星など、大きいものがこわい

「大きいものがこわい」って人、案外多いんですよね。わたしの知り合いにもひとりいます。

巨大恐怖症とも言われていて、自分の想像を遥かに超えるようなものにゾッとするんだそう。大変だぁ……

ヴァレリアンは、惑星内で地に足つけながらドッタンバッタン大騒ぎするシーンが多いです。

宇宙空間のシーンはそんなに多くないので、宇宙こわい……って方も、ぜひ予告編で味見だけでもどうぞ👍

圧倒的なビジュアルに酔いしれるSF活劇

まずはヴァレリアンのあらすじをサラッとご紹介。

西暦2740年、巨大な宇宙ステーションを中心に様々な種族が交流する時代。

宇宙の平和を守るエージェントである主人公ヴァレリアンは、クールで美人な相棒のローレリーヌに任務そっちのけで絶賛アプローチ中。

とある事件の解決に一役かったことから、巨大宇宙ステーションへの汚染に関する極秘任務を任されたふたり。様々な思惑に振り回されながらも、世界を救うために奔走するSF冒険活劇!

約720年後とかなり未来のお話ですが、その時代にいたるまでの人類の歴史を、序盤でサラッと流してくれます。

個人的にはその一連のハイライト映像がかなりツボでした。

宇宙ステーションの拡大、国境を超えた絆、人類初の未知との遭遇、豊かに広がる文化圏、様々な異星の種族たち……。

スペースSFのロマンが詰まっています。

冒頭5分は配給元の公式チャンネルにて公開中。異星人と初接触する人類の緊張感がいかにもリュック・ベッソン作品っぽくていい感じですw

お気楽でぶっ飛び!魅力的なキャラクター

主人公ヴァレリアンを演じるのは、不幸・闇落ちキャラクターを演じさせたら右にでるものなしなデイン・デハーン。

今回のヴァレリアンでは珍しく、遊び人で陽気なエージェントを演じています。

 

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これこれ、この表情。これぞデイン・デハーンです。わたしのオススメ闇落ちデハーンは『アメイジング・スパイダーマン2』の金持ち坊っちゃまハリー。

 

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かわいい娘ちゃんにメロメロのデイン・デハーン。画面にカワイイがいっぱい!

ヴァレリアンではその繊細で美しい顔はそのままに、アロハシャツなんて着ながら陽気に任務をこなすわ、ビーチで女を口説くわで、ほんとも~最高かよ。

ナイスキャスティング。ありがとう、世界。

クールビューティーで実力派のヒロイン、ローレリーヌを演じるのはモデルで女優のカーラ・デルヴィーニュ。

 

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モデルっぷり全開、キメッキメのカーラ。さすがの美しさとスタイル。

 

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リュック・ベッソン監督と一緒に❤ 友人と写っている写真では結構おちゃめに写りがちなカーラ。パパラッチ相手だと変顔率高め!

今作のローレリーヌは、優しさがにじみでたクールビューティーキャラ。

ヴァレリアンに対してむっすり拗ねちゃったりして、かわいらしい一面も。中の人のちゃめっ気がうまく融合している感じですね。いいぞいいぞぉ。

リュック・ベッソン監督はキャラクターの性格に多面性をもたせるのがほんとにうまいです。

カーラの本職はモデルですが、2012年公開『アンナ・カレーニナ』に出てからは、1年に1~2本のペースで映画に出演しています。

とてもムービー映えするので、今後もたくさんの映画にでて、女優としてバリバリ実力をつけていって欲しい存在です。

種族の壁を超えた美しいビジュアル

さて、ヴァレリアンの最大の魅力は、なんと言ってもそのビジュアルの美しさにあります。

冒頭に流れる惑星パールの映像は目が覚めるほど鮮やかで美しく、一気にヴァレリアンの世界に引き込まれます。

 

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惑星のみならず、そこに暮らすパールの人々も穏やかで美しい。

監督はこの映画を作るにあたって、登場するすべての種族にバックストーリーをたっぷり用意。

1種族に対してなんと10~15ページにものぼる設定集があるそう。

その設定は残念ながらほとんど公開されていないようで、様々なインタビューに散りばめられた情報から、各種族のデータをまとめたすげえライターさんがいます。

これぞライター魂……!!映画を見た後に読むとけっこう楽しめますよ!THE RIVERはインタビュー記事も多いステキなメディアだなぁ……ありがたや~。

重厚な設定のほんの氷山の一角が、エンタメに染め上げられてこの作品になっているんだなぁと改めて実感しました。

さて、ヴァレリアンの美しいビジュアルを語るうえで欠かせない要素がもうひとつ。

ある程度ドッタンバッタンが落ち着いてきたところで登場するのが、歌姫リアーナ演じる「バブル」。

 

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バブルのダメダメ上司、客引きジョリーを演じるのはまさかのイーサン・ホーク。カットされていないのが不思議なほどの無駄キャラをそれでもなお愛でるのがベッソン監督。そういうとこ!すき!!

一瞬の登場にもかかわらず、予告編でもかなり目を惹く存在です。

おそらくこのシーンをみて「お!気になる!」と思った人、絶対多いはず!

わたしには「とにかくこのシーンが撮りたかったの!!だからこの映画つくったの!!!え?このシーンのせいでストーリーのテンポが悪くなってるだって?知ったこっちゃねえ。」という監督の声が鮮明に聞こえてきます。

もうね、バブルのシーンはちょっくらひと休憩して、リアーナでも見ようぜっていう監督の粋なはからいなんですよ。

主人公のヴァレリアンよろしく、われわれも日々の喧騒を忘れて、このシーンはゆっくり楽しみましょう。

自分の好きなものを作る!俺たちのリュック・ベッソン監督

SFはディストピア的な世界を描いたものが多く、情報が統制されたり、エイリアンに進撃されたりと、未来の人類は抑圧への抵抗に大忙し。

わたし自身も、ディストピアをえがいた『ブレードランナー』や『マトリックス』なんかも大好きなのですが、やっぱり夢のあるSFも楽しみたい……。

そんな希望をいつも叶えてくれるのが、我らがリュック・ベッソン監督です。

日本でのインタビュー前に記者陣に挨拶する監督。キュートな「コンニチハ~」が聞けます。

せっかくなので、監督のオススメSF作品を紹介しながら監督への愛をお届けします。

愛をえがいたSF冒険活劇『フィフス・エレメント』

様々な種族が自分たちの生きたいように生きる未来。

豊かな文化と雑多な情報が錯綜するカオスがどこまでも楽しい『フィフス・エレメント』は、テレビ中毒の日本人なら一度は金曜ロードショーで見かけたことがあるはず!笑

わたしが愛してやまないリュック・ベッソン監督の作品のひとつです。 

フィフス・エレメント (字幕版)

SF冒険活劇の皮を被っていますが、退屈な日常から抜け出し、あらたな文化や世界に触れることの大切さをえがいた名作です。

「未知なる存在と接触して、新たな感動が生まれる」そんな瞬間をリュック・ベッソン監督は愛してやまないようで、ヴァレリアンのインタビューでもその想いをたっぷり語っています。

監督の“ヒーロー”への考え方も面白い。自身が影響を受けた作品についても語っています。良い記事なのでぜひ!

フィフス・エレメントはわたしのSF娯楽作品の原点ともいえる映画で、小学生のころは文字通りビデオが擦り切れるまでみてました。

ほんと、キャストもめっちゃいいんですよ。

主演は、さらに渋みが増した現在も相変わらずアクション映画にでまくっているブルース・ウィリス。

 

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最新作『Death Wish(原題)』ではハードボイルドなブルース・ウィリスが見られる予感!

フィフス・エレメントでは人間くさい魅力にあふれたタクシー運転手を熱演。色気ムンムンの若かりし姿はぜひ本編で。

美しいスタイルに奇抜な髪色と衣装がハマりまくりだったヒロイン、ミラ・ジョヴォビッチはフィフス・エレメントでアクション女優として花開きました。

いまやハリウッドに欠かせない存在。

 

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フィフス・エレメントから20年とは思えない美しさ。 

トチ狂ったおもしろ悪役ゾーグを演じるのはゲイリー・オールドマン。

おなじくリュック・ベッソン監督の名作『レオン』でも主人公レオンとマチルダを容赦なく追い詰める悪役を演じ、強烈な印象を残しました。

 

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現在公開中の主演映画『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』ではアカデミー主演男優賞を受賞。役ごとにガラッと印象が変わります。

ヴァレリアン同様、難しいことは考えずに、快活に楽しめるSFエンタメ映画『フィフス・エレメント』。

お家デートや家族の団らんにもお楽しみいただけるかと。

まだご覧になっていない人がうらやましい。ぜひ、こちらもお楽しみください!

人類の覚醒とその可能性をえがいたSFアクション『LUCY/ルーシー』

リュック・ベッソンを語るうえで欠かすことのできない作品が覚醒系SFアクション『LUCY/ルーシー』。

公開当時はSF好き界隈でかなり話題に。

LUCY/ルーシー (字幕版)

主演は売れっ子スカーレット・ヨハンソン。最近ではSF、アクション女優といえばスカヨハ!

映画としてストーリーを楽しむというよりは、劇中でえがかれいるテーマを考察して楽しむ作品です。

フィフス・エレメントとはある意味、真逆の方向性の作品ですね。

とはいえアクションの見せ方は斬新で鮮やか。リュック・ベッソン作品らしい華やかさは健在です。

映画の序盤では主人公が裏社会の混沌に巻き込まれていく描写からはじまります。

レオン』や『ニキータ』、最近だと『マラヴィータ』など、裏社会の人々を描いた作品も得意な監督。

一瞬そっち系も複合のSFアクション!?と思いきや、裏社会どころか「人間社会」の概念をいとも簡単に飛び越えてききます。

映画の評価は面白いほどに賛否両論。この映画に何を求めるかで評価が分かれます。

人間が生き残るためになによりも発達させてきた器官、「脳」。

ひ弱な肉体に縛られた人類は、この脳みそを駆使することで、地球の支配者ともいえるほどの力を得てきました。

『LUCY/ルーシー』では、「人間の脳は、その機能の10パーセントほどしか使えていない」という説をもとに、脳の機能が100%まで使えるようになったとき、人間はどのような存在に覚醒するのかというテーマをえがいています。

「人間の可能性」、「生命が存在する意味」、日頃からわたしたちが暮らす世界の仕組みに疑問を持つような人はきっとこの作品が楽しめます。

この作品こそ、リュック・ベッソン監督の真骨頂。

少しでも食指が動いたら、ぜひ鑑賞して欲しい一作です。

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さて、ヴァレリアンの感想にこじつけて、相変わらず推し俳優と推し監督の他作品の話ばかりしてしまいました。

これだけこの世にステキな人とステキな作品があふれているんだからしょうがない👍

では、みなさまもステキな映画ライフを!